川又様
いつもお世話になっております。
先日、川又店長よりEsoteric Grandioso K1を購入し、情報量の膨大さと解像度の高さを持ちながら、ほとんど
Jazzしか聞かない私にとっても、線が細くならないGrandioso K1がシステムの中心になってきています。
しかし、わが家の6畳書斎に設置しているミニマムシステムでは、本来の能力を発揮させていないとも思ってい
ます。
そこで、少しでも鳴らせる環境を整えてあげようと思っていたところに、E.S.Insulatorのお知らせがあり、
3セットの試聴のお願いをしたところです。
ちなみにわが家のミニシステムで主な機器は、以下の構成となっています。
まだ、H.A.L.会員の方々からすれば初心者です。
CDplayer: Denon SX-1 →Esoteric Grandioso K1(Mistral C1)
DS: Linn Klimax DS/K
Analog: Luxmann PD171AL, ortofon RS309D, ortofon SPU 95Anni. Ortofon
ST-90
Pre: Hovland HP200(AudioReplas RSI-M6+Kripton IS-70ti)
Power: Accuphase A70
PhonoEQ: ortofon EQ999
Speaker: Dali Epicon2, Kryna Stand
AC Conditioner: Dusson1200(プリアンプ、CDplayer、Linn Klimaxなどに給電)
AC Tap: Acoustic Revive RTP-4 Ultimate(J1 Project スパイク+KriptonIS-100)
仮想アース: Moderate e-Terminus(プリアンプ、パワーアンプ、Linn Klimaxに接続)
Cableは、NVS Copper1, Transparant, AC LANDARHなど多数
このようなシステムで、できるだけ微振動対策、仮想アースなどをしております。
実は、一度下記のような感想をレポートしたところ、Aitecの河西さんと川又店長のお計らいで、このインシュレ
ーターは使えば、使うほど効果がでるので、全てを使って試してくださいとのお申し出を得て、再試聴しています。
仮想アースの設定は、Moderate e-Terminus(プリアンプ、パワーアンプ、Linn Klimax)に接続しています。
川又店長に「E.S.Insulatorパートナー」をお願いして、2日後ぐらいに3セット届きました。
予想より早く来たため、うれしいのと不安が頭をよぎっていました。
3セットは、当初CDP、Preamp, Klimax DSに効果があるのではと思ってのお願いでした。
翌日、家内に手伝ってもらいK1の下に4つ配置しました。すぐに、音の変化が現れます!
膨大な情報量がすっきりとしています。あれ、すっきりしすぎています。
「アフター・ダーク」のヘイリー・ロレンの口元はキュッとすぼまっているのですが、中高音が吸収されて寂しい
音になっています。その分だけ、低音が強く出てきています。
これは、どうしたことなのだろうと考え込みました。
K1のセッティングは、タオックのオーディオラックに、MistralのC1ボードを敷いて、アースもそこで取っています。
これは、E.S.Insulatorの静電気除去が強烈で、K1の中高音まで吸ってしまったのではないかと考えました。
これを確かめるために、K1の下にE.S.Insulatorを設置するのではなく、K1の上においても同じような効果が出てき
ています。
これは、わが家だけの問題であるのか、このような傾向を持つものであるのか考えさせられるところです。
他にも、わが家ではできるだけ仮想アースを行っています。
Preampには、スパイクと受けインシュレーターを履かせ、アースも取っています。
そこで、ここにもE.S.Insulatorをアンプの上面に起きましたが、効果はあまり感じません。
Klimaxもアースをしてあり、あまり変化を感じません。
一箱開けてしまったので、ちょっとどうしたものかと、思案をしていました。
H.A.L.の説明書を見ていたら、電源タップのインシュレーターとして用いている写真が掲載してあり、ダメもとで
タップの上に載せてみました。
このタップも、アコリバの足をJ1の尖ったスパイクとクリプトンの受けインシュレーターを履かせています。
そのため、上に載せたのです。
なんか良い感じなのです!音のきつさが程よくとれて、音に艶がのるような感じになります。
上に置いてあるだけなので、外してみます。何か、ちょっと違う聞こえ方に戻ります。
このタップから、アキュA70にNVS AC Copper1でつないでいるのです。
パワーアンプの発熱が多いため、電源コンディショナーにつなぐと、両方からの発熱で夏はつらいため、電源タップ
からつないでいたのです。
(ここで2度目の試聴です。Aitecの河西さんから、タップの下に設置してください。
他の機器にも使ってみてください。多くの機器に使うほど、効果が出ますとの アドバイスを頂いております。
結果的には、下記の表現と一緒でした。)
インシュレーターとして機器の下に設置するのではなく、上に反対置いているため、ヴィジュアル的には悪いのです
が、無駄な音が整理されるような感じの中に、艶がのるような感じになるのです。意外な発見でした!
分かったことは、E.S.Insulatorは強力な静電気除去作用があると云うことでした。
試してみないと分からないものですね。大変勉強になりました!
2度目の試聴で、なぜこのような結果になったのかを考えてみました。
わが家では仮想アースをいろいろな機器でとっているため、E.S.Insulatorの一次的効果が出にくかったこと、Grandioso K1は1筐体に様々な部品がこれでもかと投入されているためE.S.Insulatorの静電気吸収作用の影響を
受けやすかったこと、などではないかと思いました。
また、E.S.Insulatorは、静電気の処理が弱いところを判別する上で、効果的であったことになります。
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M.H様 ありがとうございました。 | |