AiTEC LTD
「音」ではなく、「音楽」が、人の心に感動を与える。
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オーディオ評論家 貝山 知弘 先生より Λ3.16 The premium の評価を頂きました2
オーディオ評論家 貝山 知弘 先生より Λ3.16 The premium の評価を頂きました
オーディオ評論家 貝山 知弘 先生 Tomohiro Kaiyama
[アクセサリー銘機賞受賞・
ビジュアルグランプリ2012 金賞受賞モデル ]
ただ置くだけで音質がぐっとアップ夢のアイテムΛ3.16Premiumとは?
2009年末に電源フレッシャー「Λ5.3シリーズ」で鮮烈なデビューを果たした新進アクセサリーブランド、AiTEC。「理論よりも何よりも、まずは聴いて判断して欲しい」と製品のクオリティには絶対的な自信を持つ同社であるが、いまではその“自信”がオーディオファンの“確信”となり、高い注目を集めている。 今回ご紹介する「Λ3.16Premium」は、究極なまでに精度を突き詰めて開発されたルームフレッシャー の最上位モデル。今回は貝山知弘氏の自宅試聴室《ボア・ノワール》に本アイテムを設置し、その効果を探った。
内容は不明ながらも効果は明らか音場の雰囲気が大きく変わる
AiTECは長野県諏訪市で音響製品の開発、販売を行っている会社だ。代表取締役の河西秀明氏は優れたアイデアマンで、独自の理論を元に開発したさまざまなオーディオグッズを作り出している。 氏がオーディオファイルのために開発したグッズは数多くあるが、その中で最も注目に値するのが視聴 環境補正に役立つΛ(ラムダ)3・16Premiumである。 特許の関係で残念ながら内容は不明だが、実際に試してみるとその効果に驚く。テストを行なったの は私の自宅にある試視聴室《ボア・ノワール》だ。指示通りのポジションにセットして設定でテストすると、 音場の雰囲気が大きく変わるのが分かる。
左右のスピーカーの中心から89㎝の場所へセッティングする
本機の形状については写真を見ていただきたい。 円柱上の金属を削りだし加工していることは見てと れるが、工作精度は非常に高く、特に円錐状部分の表面は鏡のように滑らかである。上部の円錐状の部分と下部の円盤状の直径は共に80㎜で、円錐の頂上には長さ15㎜ほどの円柱状の突起がある。 本機をオーディオシステムで使用し、音質向上を実現するにはセッティングに約束事がある。まず左右のスピーカーの中間点をマークし、そこから試聴位置の中心に向かい89㎝の所に置くという ものだ。このサイズはアバウトなものではなく、絶対値だから巻尺を使って正確に位置決めを行なった。 《ボア・ノワール》では試聴位置の目の前に再生機器が横一杯に並べられている。規定の89㎝にする ために、アンプやプレーヤーを手前に移動する必要があった。常時セッティング位置を確かめられる ように付属のテフロン製の輪を床にテープで固定した。不思議なことに足が何かに反応している。 私の足には静脈瘤があるので血流に敏感だ。精神を集中してみると足にエネルギーが伝わってくる のが分かる。
聴きなれた試聴室の響きが律性を感じさせるようになった
試聴を始めて約10分ほどで音が変化したのが分かった。聴いていたCDはヒラリー・ハーンの『チャイ コフスキー/ヴァイオリン協奏曲』だった。 第2楽章を繰り返し聴くと、ソロヴァイオリンの定位がより明 確になったことが分かる。この楽章のハーンにはコンソルディーノの指定があり、ハーンはそれを弱音器 付きで弾いているが、木管楽器とのしなやかなやりとりが魅惑的に響く。この部分は他の楽器はあまり耳につかないので、細部にいたるまでニュアンスが掴みやすいが、2度目の再生では2つの楽器の輪郭が より明確化し、協奏のニュアンスがよりはっきりと出てきた。 第3楽章の冒頭には、ハーンの身体の動きがよく分かるパッセージがある。ソロヴァイオリンは弱音器を外してフォルテで弾き出すが、そのフレーズの終わりにはフォルテで弾かれるピチカートが2度出てくる。 再度の再生ではこの部分でも音像の輪郭が明瞭になったのが分かったが、ハーンの身体の動きまでが はっきり掴めるようになっているのには驚かされた。 特にピチカートの部分は腕を大きく動かして弾いていることが分かる。この日は実にさまざまな演奏を、 時間をかけて聴いたが、だんだんと分かってきたのは、本機の存在が音の響きを整える力があるという ことだった。《ボア・ノワール》はもともと響きのいい部屋だが、大音量の再生ではそのコントロールが効か ず、響きが拡散しすぎるきらいがあった。だが、この日以来、その現象は起こらず、響きそのものが律性を感じさせるようになった。
その内容は不明だが、実際に設置してみるとその効果に驚く
河西氏に尋ねるとひとつだけヒントをくれた。本機を置くことであらゆる機器の「電磁波が減少する」の だという。改めて部屋を見渡すとここには電磁波を発生する機器やケーブルが数多くある。しかしこうし た理屈は、文科出身の私には似合わない。私の知識では本機の頂上にある円柱状の部分が静電気ま で減らしてくれるのではないか、などと勝手に妄想していた。しかし、理屈は分からずとも音の変化の検索には自信がある。 これがあるかぎり、本アイテムをしまいこむことは決してないだろう。
Λ5.3 SERIES へ
ちなみに、この日実験したAiTECのグッズはもうひと つあった。電源フレッシャーΛ5・3シリーズだ。パワー アンプの電源を取り出して来ているコンセントの空きソ ケットに本機を接続すると、音の力感が高まるのだ。これもぜひ一聴を薦めたい製品である。
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