H.A.L.'s E.S.Insulator に寄せられました生の声をご紹介 T.T 様より続編です!!

株式会社ダイナミックオーディオ様が運営する H.A.L.'s Circle のメンバー様から、同社に寄せられました
H.A.L.'s E.S.Insulator への生の声をご紹介させていただきます。

H.A.L.'s E.S.Insulator とは、 Λ8.24 The Professional と同製品ですが、株式会社ダイナミックオーディオ様
が独自の4個入りパッケージを企画して自社ブランドとして発売されましたオリジナル商品です。



「いや、眠っていたシステム本来の姿が
               見えてきたのである!!」



2017年11月20日 埼玉県上尾市 T.T 様より

今回は「こんな小さな柱(失礼!)が一個一万以上するのかよ!!」の続編です!!


■H.A.L.'s E.S.Insulator 自宅試聴でのレポート

まず、オーディオアクセサリー銘機賞2017『開発特別賞』受賞、ビジュアルグランプリ2017『企画賞』受賞した
「インシュレーター」という事でAiTEC Λ8.24 for Digitalは知っていた。

しかし、耐重量が7kg/1個と重量級が並ぶハイエンドコンポのインシュレーターとしては心もとない。

だが、あのオーディオアクセサリー誌で賞を取ったほどであるからということで頭の片隅には引っかかっていた。

今回、Λ8.24 The Professionalの登場を知らずにH.A.L.'s E.S.InsulatorをH.A.L.'s Circle Reviewで知ったのである。

仮に導入するとして、ただ一つ不安があった。
私のシステムでは各コンポにE.M.G-boardを二段重ねで使用している。

それでもH.A.L.'s E.S.Insulatorは効果があるのか?という疑問であった。
しかし、10/14のH.A.L.'s Circle Reviewでの東京都杉並区 M M 様のH.A.L.'s E.S.Insulatorの自宅試聴リポートを
読んで「E.M.G-BoardでもH.A.L.'s E.S.Insulatorは効果がある!」というレビューを読み、半信半疑という曖昧から
確信に変わりました。

また11/3のH.A.L.'s Circle Reviewでの西東京市 M.H 様のリポートにあるように仮想アースとは相性があるらしい。

私も各コンポに仮想アースAcoustic ReviveのRGC-24を使用している。
でもM.H 様がお使いになっているModerate e-Terminusとは違う。

仮想アースAcoustic ReviveのRGC-24は H.A.L.'s E.S.Insulatorとケンカしないだろうか?
こればっかりは自宅システムで試聴してみないと分からない。

今回、勇気を出して一歩踏み出せた(清水の舞台から飛び降りるとも言う)のはM M 様と M.H 様のお二方のリポート
のおかげです。ありがとうございました。

そして久しぶりに11/3の3連休初日にダイナミックオーディオ5555店に赴きH.A.L.Ⅰで川又さんのもとH.A.L.'s E.S.Insulatorの実験をしていただき、実際の効果を自分の耳で確認してから、今回我が家にも導入する事を決めた
のである。

まず手始めにAiTECからH.A.L.'s E.S.Insulatorを2セットお借りして自宅試聴をする。
関係無い話であるがAiTECから送られてきて伝票の差出人を見て気付いたが、遠くアルプスを望む諏訪にAiTEC本社
はある。

私事ながら、まかり間違えば諏訪に本社を置くとある某有名大手電気メーカーに転職していたかもしれなかったので
ある。もう20年も前のお話である。

・自宅システムの概要
壁コンセントはPAD製CRYO-L2と交換済。以前は使用していたが、現在は一般的な
テンロクの太さの普通銅の屋内配線から電源は取っていない。

どうしてもオーディオグレードの電線から電源をとってみたかったのである。
自宅の引き込みの契約30[A]の大元ブレーカーから銅バーで分岐しオーディオ用子ブレーカー(CROSS POINT 
XP-BR Flare)へ。

そして配電盤から専用オーディオ電線を廊下沿いに引っ張り秋葉原の小売り店で購入した大型モールに収め、最終的
にオーディオルームの専用オーディオタップに接続した。

結果的にオーディオ専用屋内配線としてオーディオ用子ブレーカーに交換して家庭用屋内配線とは系統を独立させた。
(一応第2種電気工事士免許取得しているのでDIYしてみた)

家庭内のインバーターの電源ノイズ関係(特に冷蔵庫のコンプレッサーやパソコンの高周波ノイズ)から少しでも
分離したかったのである。

オーディオ用子ブレーカー・CROSS POINT XP-BR Flare (税別¥190,000.)
    ↓
屋内オーディオ専用配線・電源ケーブルはサエクのAC-7000(税別¥11,000./m)を約15m使用。
    ↓
オリジナルオーディオ用専用電源タップ:(W)255x(H)90x(D)X120mm
電源BOXは12.5mm厚のアルミ合金製アルマイト仕上げ、組み立てネジは非磁性体の
ステンレス、6個口のコンセントはJODELICA、内部配線はサエク AC-7000(税別¥11,000/m)としている。

他にも音が良くなる仕掛けはしてあるが、電気的知識の無い一般の方にはお薦めできないので伏せておきます。

この電源タップにはAiTECのΛ5.35を2台挿し込んでいる。
    ↓
TRANSPARENT PLMM+PI8 × 2台
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)× 2台 

電源をアナログ系とデジタル系に分けるためTRANSPARENT PI8は贅沢に2台導入している。
経験上アナログ系とデジタル系の機器を1つの電源タップからとるとどうしてもデジタル系コンポの影響でアナログ
系コンポの音が濁る。

なのでエソテリックP-01&G-0sはデジタル系、ラックスマンC-10&B-10&エソテリックD-01×2台はアナログ系と
振り分けている。

D-01の内部はD/Aなのでデジタルとアナログ混在しているが、実際の聴感上でアナログ系のPI8から取った方がよか
った。PI8への電源ケーブルはPLMMに変更している。

TRANSPARENT PLMM (PowerLink MM) 税込み定価¥226,800.→税込み¥170,000.
         +
TRANSPARENT PI8 (PowerIsorator 8) 税別定価¥490,000.
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)

………………………………………………………………………………
ESOTERIC G-0s(税別¥1,200,000.)
        and
Acoustic Revive グラウンディング・コンディショナー RGC-24(税別48,000.)
        and
E.M.G-board × 2 (税別¥160,000.)
        and
ESOTERIC 7N-DA6100 BNC(Wordsync用) (税別¥240,000.)

        □Power equipments□

各コンポーネントの電源ケーブルは自作ケーブルこれは実際試聴して市販ケーブルにも勝るとも劣らないと自負して
いるものです。
電源のノイズは大部分をTRANSPARENT PLMM+PI8に任せ、空中から飛び込む電磁波は電源ケーブルに導電性の
カーボンチューブを被せて軽減させている。
そしてとっておきは芯線をファインメットコアに通している。

・プラグはダイナミックオーディオ5555店1Fの清水さんから大量購入した
FURUTECH FI-50M(R)(税別¥27,000.)とFI-50(R)(税別¥27,000.) 。
電源ケーブルのサエク AC-7000(税別¥11,000./m)も清水さんから購入している。
・電源ケーブルはサエクのAC-7000(税別¥11,000./m)
・被覆(外装用スリーブ)には電磁波対策としてカーボンチューブ。これはオヤイデ。
・各心線はファインメットコアに通している

このファインメットコアは一部自作オーディオマニアでは有名で、最近ではアコースティック・リバイヴのケーブル
にほとんど採用されているほどである。

ファインメットコアは経験上電源関係にはいいが、シグナル関係は使いすぎると中高音域にクセが出てしまう事に
注意したい。
    ↓
TRANSPARENT  PLMM+PI8:デジタル関連用
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)

………………………………………………………………………………
▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6100 BNC(Wordsync用)×3 (税別¥720,000.)

▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC P-01+VUK-P01(税別¥2,500,000.)
        and
Acoustic Revive グラウンディング・コンディショナー RGC-24(税別48,000.)
        and
E.M.G-board × 2 (税別¥160,000.)
        and
SAP RELAXA 530(税別¥98,000.) 

        □Power equipments□
電源ケーブルは自作ケーブル→上記解説参照
        and
TRANSPARENT  PLMM+PI8:デジタル関連用
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)

………………………………………………………………………………
▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6300 XLR 1.0m×2 (税別¥560,000.)

▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC D-01+VUK-D01(税別¥2,500,000.)
        and
Acoustic Revive グラウンディング・コンディショナー RGC-24(税別48,000.)
        and
E.M.G-board × 2 (税別¥160,000.)
        □Power equipments□
自作電源ケーブル→上記解説参照
        and
TRANSPARENT  PLMM+PI8:アナログ関連用
………………………………………………………………………………
▽ ▽ ▽

PAD TANTUS XLR 1.5m×2 (税別¥721,000)

▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
LUXMAN C-10(税別¥1,300,000.)
        and
Acoustic Revive グラウンディング・コンディショナー RGC-24(税別48,000.)
        and
E.M.G-board × 2 (税別¥160,000.)
        □Power equipments□

自作電源ケーブル→上記解説参照
        and
TRANSPARENT  PLMM+PI8:アナログ関連用 
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)

………………………………………………………………………………
▽ ▽ ▽

PAD YEMANJA XLR 7.0m×2 (税別¥2,440,000)

▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
LUXMAN B-10(税別¥1,300,000.)
        and
Acoustic Revive グラウンディング・コンディショナー RGC-24(税別¥48,000.)
        and
E.M.G-board × 2 (税別¥160,000.)
        and
H.A.L.'s original"Z-board"×2(税込み¥120,000.)

        □Power equipments□
自作電源ケーブル→上記解説参照
    ↓
TRANSPARENT  PLMM+PI8:アナログ関連用
        and
ミストラル EVA-C1  (税別¥72,000.)

………………………………………………………………………………
▽ ▽ ▽

PAD SHANGO Bi-Wi 1.5m×2 (税別¥850,000)

▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
B&W Signature800(税別¥3,600,000.)
and
H.A.L.'s original“B-board”×2 (税込み¥256,000.)
………………………………………………………………………………

・本題

今回、自宅でH.A.L.'s E.S.Insulatorをリポートするため、まず2セットお借りしました。
自宅での検証という事でもう一つ楽しみなのは、自宅で長年使用しているstereo誌の沢村式インシュレーターと
金子式インシュレーターのハイブリッド(以下自作インシュレーター)との対決。

自宅の自作インシュレーターは長年愛用しており、今までの一般的なメーカー品とのインシュレーターと同じで
対振動効果を狙ったインシュレーターである。
詳しくは川又さんの訪問記を参考されたい。

H.A.L.'s E.S.Insulatorは静電気対策のインシュレーターと方向性が違う。

両者を並べて置いてみると、製品の高さは2~3mmほどH.A.L.'s E.S.Insulatorの方が低い。
これなら交換もやりやすそうである。

先日H.A.L.Ⅰでのリポートした物と同じCDが自宅にもあるのでH.A.L.Ⅰとの聴こえ方の違いも確認できる。

自宅では川又さんがマラソン試聴会や通常の試聴会、日々のH.A.L.'s Circle Reviewで紹介されたCDはほとんど取り
寄せている。

・比較試聴に使用したCD
Accustic Arts Audio CD "Uncompressed World VOL. I "
からTRACK3「Two Trees - Siebert, Budi & Frey, Matthias」

大貫妙子 ATTRACTION(アトラクシオン) [SHM-CD] 5曲目「四季」

まず、自作インシュレーターとの比較である。これに合格しなければ先は無い。
音楽信号の一番上流であるエソテリックのP-01+VUK-P01で実験する。
本体と電源部の二ヶ所にH.A.L.'s E.S.Insulatorを挿入し、あり/無しの比較試聴をする。

最初はAccustic Arts Audio CD "Uncompressed World VOL. I "
からTRACK3「Two Trees - Siebert, Budi & Frey, Matthias」

先にいつもの自作インシュレーターで聴く。次にH.A.L.'s E.S.Insulatorに交換する。
出だしで違いが出た。自作インシュレーターでも情報量が豊富でエコー感があるが、H.A.L.'s E.S.Insulatorに切り
替えるとサックスのエコーの揺らぎがよりくっきり鮮明になり情報が整理される。

エコー分の音の粒子がより細かく綿密になり、粒も多くなりさーっと中空に消えていく感じである。例えれば自作
インシュレーターは真夏のそよふく風。

ちょっと体にまとわりつくような、むっとするような湿り気があるが、暑い夏にはいい感じである。猛暑にそよ風は
嬉しい。一方H.A.L.'s E.S.Insulatorは薫風である。

湿り気が無く、初夏の若葉の香りとともに爽やかで肌に心地良い。
これから夏に向かうワクワク感を宿したような体を吹き抜けるそよ風である。

後者には肌をなでる風の実感と共に香りがあり、エモーショナルなのである。
H.A.L.'s E.S.Insulatorはより多くの他の情報まで伝わってくる。

今まで聴いてきた自作インシュレーターでもそれなりにいい音なのである。
しかし、もうH.A.L.'s E.S.Insulatorを知ってしまった。

山の頂上の高峰を目指してやっと山頂にたどり着いたと思ったら、その向こうにさらに高い山があったという感じ
なのである。

出てくる音の大きさも変わる。ラックスマン C-10のボリューム(固定抵抗の巨大アッテネーター)の目盛りで2目盛
りほど音が大きくなる。

「困った・・・!」ここまで差がつくと自作インシュレーターに戻るという選択肢は無くなる。
計算では10セットの自作インシュレーターが不要になって、11セット(電源タップ用に1つ追加)のH.A.L.'s E.S.Insulatorに置き換えなければならなくなる・・・この出費が怖い。

いや、負けは認める。ただ使われなくなった10セットの自作インシュレーターにも愛着がある。
このまま押入れの隅に眠らせるのは忍びない。
そこで最終的に自作インシュレーターで振動対策にとfo.QのSH-21E(生産終了)をラックとH.A.L.'s E.S.Insulator
に挟み込んだ。

わずかであるがfo.Qの制振シートを使うと音にウオーム感がでる。
H.A.L.'s E.S.Insulator単独だと綿密だが冷たい感じがする。

だがエコーの揺らぎが聴き取りづらくなる。
これは言い換えればH.A.L.'s E.S.Insulator単独だと出てくる音は正確無比であそびが無い。

これは高いレベルでのほんの些細な差である。
注意して聴いていないと分からないレベル。

ただ比較試聴はH.A.L.'s E.S.Insulator単独で行い、次に11セットが揃いコンポに組み込み試聴。
全てが終わってからfo.QのSH-21Eを挟んだ状態にしてセッティングしていたが、2~3日聴いてみてfo.Qの制振
シートはヤメにした。

H.A.L.'s E.S.Insulator単独で使用した方が結果的に音がいいのである。
ブチルゴム系の多少柔らかなゴムシートのみならず、fo.Qのような2mm厚のカッチカチの硬質ゴムでも拒否反応
してしまうH.A.L.'s E.S.Insulatorはそれそのものの完成度が高い証拠であろう。純潔をよしとする。

Λ8.24 for Digitalが世に出るまでに素材選びから材質の色。
果ては製造工程(切削時生ずる摩擦)の熱に関する素材への影響に至るまで開発段階で色々試行錯誤した事はAiTEC
のHPで知った。

つまり一切の妥協が無いのである。
「音をスポイルする事はやらない」。
現在はマス(mass)が優先され、大量生産・コストカット・作業の効率化で何事も単価を減らして原価率を下げて
利益を優先する。

それが悪いとは言わない。企業としては利益を生み出さねばならないので当たり前の論理である。
世間はそれを企業努力と言って称える。

その論理から言えばAiTECの選んだ道は正しくない。
当然、非効率的な労力と時間(膨大な開発費を含む)は価格に転嫁せざるおえなくなり、製造コストは高い物になり。
実際の製品に反映する。

デフレマインドが染みついた日本では高い物は売れない、売れないと商売にならない。
失われた20年のデフレを脱却しようと政府も民間ももがいている。

ただ、いざ趣味の世界に置き換えてはどうか。手間暇かけて、そこに至るまでの過程を楽しむという企業の論理とは
真逆の事を尊ぶ。

H.A.L.'s E.S.Insulatorの一つ一つは正確に言えば別物である。一つとて同じ物が無い。
HPをご覧になれば分かるが製品の一つ一つが限られた熟練作業者の手作りである。

タマ(真空管)の世界では無いが我々には分からないほど僅かに違った個性があるという事なのである。
金型に押し出し成型してバリを取って「はい、終わり」という単純なものでは無い。

AiTECは音を優先し非効率の道を選んだ。
しかし、結果的に妥協を一切排除した一品ができたのである。
(とこれまたTXN系「カンブリア宮殿」編集後記の村上龍風)

次に大貫妙子 ATTRACTION(アトラクシオン) [SHM-CD] 5曲目「四季」

大貫妙子ではボーカルの質感はもとより、低音側の方向も締まって全体的により一層シェイプアップされた感じである。

決して音質が軽くなってしまったとか、音が痩せてしまったという訳ではなく、低音が沈み込む方向とも違っている。

しっかり重量感のある鉄球がスピーカーから真っすぐ放たれる印象を受ける。
自宅のオーディオルームで足の裏から伝わってくる感覚が強くなった感じがする。

広がるエコーが明るい。霧吹きより超音波加湿器から出る一層細かいミストである。
ボーカルの質感がまた素晴らしいのである。自作インシュレーターでは、言葉は悪いがボーカルにまとわりつくよう
なエコー感なのである。

今まではこれが最高だと思っていた。H.A.L.'s E.S.Insulatorでは富士山のように裾野が広い、どこまでも伸びていく
感じなのである。お断りしておくが、これは相当高いレベルでの極端な表現である。自慢じゃないが、スマホの
イヤフォンでの音で満足している人にこの違いが分かるかはなはだ疑問である。そんな高いレベルでの差異と理解して
頂きたい。

しかし、我々が揃えるレベルのハイエンドオーディオの世界ではこの違いは大きいといえる。

スケベ心(最後のあがきとも言う)で「自家製ハイブリッドインシュレーターとH.A.L.'s E.S.Insulatorを組み合わせ
れば静電気対策と振動対策の相乗効果でもっといい音になるのでは?」と2段重ねをして実験してみたが、H.A.L.'s
E.S.Insulator単独で使うよりも残響音にほんのわずかに濁りがでる。

エコーににじみが出るのである。これは許せない。
振動系インシュレーターと組み合わせればより良い方向へ行くかと思ったが失敗である。

H.A.L.'s E.S.Insulator単独で使う方がベストである。
外見は硬質的だが振動にも有効である事ということか、それとも同封されたインシュレーターの解説にもあるように
静電対策の方が勝るのか?

H.A.L.'s E.S.Insulatorそのものは底面のベークライトもカチカチに硬いのに、振動対策にも有効なのか?不思議な
インシュレーターである。

最近リリースされた辛島美登里のアコースティック・カバーアルバム「Cashmere」

「あの当人の名曲「サイレント・イヴ」のアコースティック・バージョンが収録されるだろう」と見越して、収録曲
未発表の8月の時点で予約してしまったCDが気に入っている。

H.A.L.'s E.S.Insulatorありで聴くとボーカルが伸びやかで、バックはギター、ピアノ、チェロだけというシンプルな
構成なので本人の歌のうまさが際立ち、ボーカルの優劣が如実に表れるのである。

他の収録曲では中島みゆきの名曲「糸」。
薬師丸ひろ子の名曲「Woman“Wの悲劇”より」のカバーが秀逸です。

これを聴いてもう一度原曲を聴き直すと如何に原曲も優れたボーカル&楽曲であったかと聴き惚れるのである。

お目当ての自身の作詞作曲した「サイレント・イヴ」はシングルよりBPMを落としてしっとりと歌っている。伴奏は
ピアノだけ。

原曲のように声を張り上げたりしないので優しい感じがする。
スタジオ録音であるけどエコー感が自然でキレイなのでスタジオの広さが感じられる。

このように使い古された言葉であるがCDラックにあるCDをもう一度聴き直して・・・
という無限ループに陥る中毒性をH.A.L.'s E.S.Insulatorは持っているので時間があっという間に過ぎていく。

Power Isolator TRANSPARENT PI8にもH.A.L.'s E.S.Insulatorのある/なしで実験したが、傾向は同じで電源
にも有効である事が分かった。

実際音を出さない電源BOXにも効果が表れる。ますます不思議なアイテムだ。

現在の普通のコンポーネントの底板は平だが、20年選手のラックスマンのプリ&パワーアンプのC-10&B-10の底板
はテーパーがついた樹脂製である。

仕方なく脚部に直接H.A.L.'s E.S.Insulatorを設置したのだが、これでも効果があるのである。

H.A.L.'s E.S.Insulatorが一番効くのはやはり最上流であるエソテリックのP-01+VUK-P01である。
他のコンポでの効果は感覚的にP-01+VUK-P01を100とすると他では30~50 位である。

それほどSACD/CDトランスポートには効果があった。
しかし、一つ一つのコンポへの対策の積み上げで目指す音がだんだん磨かれていく。

一点豪華主義でH.A.L.'s E.S.Insulatorを用いるならSACD/CDトランスポートである。

他の方のリポートにあるようにコンポ本体のみならず電源BOXやPI8電源関係にも効果がある。
不思議である。実際やってみないと分からないものだ。

今回、一つ心残りだったのがH.A.L.Ⅰで感じたというか電撃にあったように衝撃を受けた、大貫妙子のボーカルに
背筋がゾクっと来なかった事。

いや、自宅でもよりリアルになったのは確かなのだ。H.A.L.Ⅰでは初めての予期せぬ体験だったため、不意打ちを
くらい驚きも大きかったが自宅ではH.A.L.Ⅰでその効果を一度経験しているため、これくらいの改善は当たり前と
自分が予め身構えているためか、既視体験ならぬ既聴体験だったからなのか?

理由は分からない。
どんどん耳が良い音に対して贅沢にそして貪欲になっていくのが怖い。

H.A.L.Ⅰではエソテリックの本体+電源部のコンポ群に11セットのH.A.L.'s E.S.Insulatorが使われているという。
自宅にも贅沢に使うとH.A.L.Ⅰに近づけるだろうか?と夢想してしまう。

とここまで、H.A.L.'s E.S.Insulatorを2セット使って実験してみました。
そこで後には戻れなくなったので結局11セットをオーダーして、2日で製品が届きました。
ここから全コンポーネントに導入してからのレポートを簡単にします。

まず、Accustic Arts Audio CD "Uncompressed World VOL. I "
からTRACK3「Two Trees - Siebert, Budi & Frey, Matthias」

「これは圧倒的だな・・・」とH.A.L.'s E.S.Insulator威力が凄い。
E.M.G-boardを導入した時も当時日銀黒田総裁が行った異次元金融緩和にちなみ、バズーカ的と表現したが、
今回も勝るとも劣らないシステムの音の改善である。

いや眠っていたシステム本来の姿が見えてきたのである!!

最初、プリアンプのボリユームを間違えたかと思ったくらい、スムースにスピーカーが歌いだす。
音量もさることながら、音が明るくブラッシュアップされ、バックグランドのノイズが下がる。

音が洗練されており、いい意味で耳に突き刺さる感じなのである。
こんな音、今までB&W Signature800から出た事が無いというレベルなのである。
H.A.L.'s E.S.Insulator恐るべし。

次に大貫妙子 ATTRACTION(アトラクシオン) [SHM-CD] 5曲目「四季」

文句なく女性ボーカル・最高!

いや~こんな音が出たらもう死んでもいいと不謹慎にも思うくらいいい音が現実に自宅システムで奏でられている。

さらに磨きがかかった大貫妙子が目の前で歌ってくれているのである。
ボーカルの音質は語られるが、エコーの質感も明瞭にしっかり表現できている。

今までの自作インシュレーターで満足していた音は何だったんだ~と。
もう背中がゾクゾクしっぱなし。

今怖いのはこのシステムから一つでもH.A.L.'s E.S.Insulatorが抜かれる事。
多分、あるコンポの一つでもH.A.L.'s E.S.Insulatorを外した音を聴いたら今まで築き上げたものがガラガラと崩壊
してしまう。

一日中、いやできる事ならこれから一生ずっとストックしているCDを聴き返してみたい。
H.A.L.'s E.S.Insulatorの試聴をして改めて気付いたが、比較試聴は日中では電源のノイズ成分や近くの幹線道路を
走る車の騒音ノイズが多く支障をきたす。

夜の深い時間ではノイズフロアが下がりオーディオに専念できる。
それほど今のシステムは敏感に反応する。

効果の印象としては費用対効果として私の独断だがE.M.G-board > H.A.L.'s E.S.Insulator
しかし、E.M.G-boardとH.A.L.'s E.S.Insulatorでは効き目のかかる方向が違うので一概には判断(断言)できないが
コンポーネントの本来の実力があからさまに発揮される点は同じである。

E.M.G-boardは大胆に改善されるが、H.A.L.'s E.S.Insulatorは手足の隅々の末端までより繊細にE.M.G-boardが
取りこぼしたと思える所まで改善されると言ったところか。

自宅の場合は各コンポにE.M.G-boardの2段重ねと強力に音質改善なされているので、H.A.L.'s E.S.Insulatorの効果
はびっくりするほど大きいものではなかったが(導入時の発射台が予めE.M.G-boardの2段重ねからであるという
意味で受けるインパクトの問題)、これがラックに直置きで普通の市販インシュレーターをお使いの方がH.A.L.'s E.S.Insulatorに切り替えたら、私がH.A.L.Ⅰで味わったようにその効果は絶大であると想像に難くない。

E.M.G-boardを体験した時にその効果を認め「これ以上の物は出ないだろう」とE.M.G-boardを第一弾として
7枚導入。

そして2段重ねという極みを目指しもう7枚買い増しした。惜しまれながら大人の事情でE.M.G-boardは予定枚数
完了完売となったが、今回H.A.L.'s E.S.Insulatorという強力なアイテムが1年待たずリリースされるとは思わなか
った。

今だから言えるが1年前のH.A.L.Ⅰで生産中止となったE.M.G-boardがエソテリックのコンポ群から外された時の
ラックにポンと直置きされた時の音はE.M.G-board2枚重ねの音を知っている者にとってガッカリしたものである。
これは川又さんには直接伝えていない。

「音悪くなりましたね」「これでは自宅のシステムの音の方がいいですよ」とはとてもじゃないが口が裂けても言え
ない。出入り禁止になってしまう。

でも今はH.A.L.'s E.S.Insulatorがある。
生産中止となった物を展示し続けるのはオーディオショップとしてできないとは分かっていても、今仮にH.A.L.'s E.S.InsulatorにE.M.G-boardの2枚重ねが加わったら最強であろう。なぜなら我が家では過去最高の音で鳴ってい
るからである。

E.M.G-boardの時も思ったが、その効果を体感するとH.A.L.'s E.S.Insulatorのコストパフォーマンスが高いと感じる。

たった税込み¥5万強でその何百倍の値段もするコンポーネントの本来の実力を引き出すのだから。

もう一度言う。

世に実力を発揮できないままオーナーの手元を離れていくハイエンドコンポが如何に多い事か・・・。残念である。

コンポたちも無念であろう「オーナーの要求に100%答えていない」と。
自分たちの真の姿はこんなものでは無いと訴え続けているのである。

E.M.G-boardと同じように H.A.L.'s E.S.Insulatorも現状に行き詰っている人に一つのヒントを与えてくれる。
まさにブレイクスルーにはもってこいのアイテムなのである。

まだまだ、あなたのコンポーネントの実力はこんなものじゃない。
一度H.A.L.Ⅰでも自宅でもいいのでH.A.L.'s E.S.Insulatorを体感して欲しいと切に願う次第である。

だって勿体ないじゃないですか。
自宅のコンポーネントの実力を100%発揮させてあげましょうよ。
そこからまた次の一歩が始まる気がします。

私事ながらのっぴきならない事情からH.A.L.Ⅰから足が遠ざかっていたが、久しぶりにアキバの活況に接し東京の
空気を吸い、最新ハイエンドの音に浸りH.A.L.'s E.S.Insulatorを体感し、今回導入に至りました。

諸先輩方から「まず旧式になったコンポーネントから何とかしろよ」と突っ込まれそうですが、H.A.L.'s E.S.Insulatorを導入し現在のシステムでも、まだまだ通用する事が分かりました。

まだまだ自宅システムのコンポを骨の髄までしゃぶりつくせていなかったようです。
とことんやって現在のシステムの音に飽きた時がある意味怖い。

いざ新しいコンポを自宅に迎えても幻滅するような音が出てきたら頭どころか、体全体を抱え込んでしまうだろう。

それを考えるとH.A.L.'s E.S.Insulatorのような音質改善アイテム、いや本来のコンポの実力を引き出すアイテムを
自宅試聴できるのはありがたい。

コンポ交換は大きなリスクを伴うものである。ン百万払ってそれに見合う効果をこちらは期待してしまう。

しかしながら、数万で期待以上の結果が出るようなH.A.L.'s E.S.Insulatorはリスクとは無縁である。

何故なら他の方々の試聴リポートが証明している。
万が一お気に召さなくてもお試しセットを返してしまえばいいのである。

返品の送料だけでいい。コンポの場合はそうはいかない。逃した魚は大きい物なのである。

今現在では陸上100m走の桐生祥秀選手が9秒98を出した心境のまま夢心地である。
しかしイノベーションは日進月歩。

E.M.G-boardそして今回のH.A.L.'s E.S.Insulatorを体感したように、「これ以上の音は出ないだろう」と思ってい
ても、一瞬で過去のものになってしまうのを何度も経験している。これからがまた楽しみである。
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T.T 様ありがとうございました。